津軽三味線 山中信人 HP (津軽三味線奏者・津軽三味線教室講師)
三味線は「細棹」「中棹」「太棹」と棹(三味線の木の部分、ネック)の太さで種類が分かれます。長唄は「細棹」、小唄・地唄・常磐津・清元・新内・民謡などは「中棹」、義太夫や津軽三味線は「太棹」です。三味線といっても楽器の大きさや曲、演奏方法や演奏する地方によって全く異なります。寒さ厳しい津軽地方でその風土を表現するような力強い演奏をする津軽三味線。楽器自体も大きい為に胴に張る皮は犬皮、撥の先端部分は柔軟性と耐久性に優れているべっ甲、駒は主に竹を使用します。津軽三味線といえば門付け(家の玄関先で三味線を弾いてお金やお米を頂く)や津軽民謡の伴奏楽器ですが、最近は独奏や合奏をしたり、洋楽器と一緒に演奏することも多くなってきました。それは津軽三味線の曲の殆どがアドリブで他の楽器に合わせやすいからといえます。
中学校卒業後15歳で単身青森県弘前市に渡り、津軽三味線奏者「山田千里(やまだちさと)」の内弟子として4年間修業。津軽三味線山田千里流師範となる。毎年青森県弘前市でおこなわれる津軽三味線世界大会では最上級A級3連覇を達成し殿堂入り。また津軽民謡の伝統的な唄付けの技術を競い合う「唄付け伴奏部門」で3回の優勝を獲得。海外計38の国と地域で演奏。約16年にわたり「南中ソーラン」など現代風にアレンジした民謡を演奏する伊藤多喜雄&タキオバンドのメンバーとして活動。世界を意識した活動を行う埼玉県にゆかりのある個人や団体に贈られる「平成29年度埼玉グローバル賞」を受賞。「平成30年度北本市文化奨励賞」を受賞。教育芸術社音楽授業支援DVD「小学生の音楽4」に津軽三味線演奏を収録。松尾スズキ作・演出「ふくすけ2024ー歌舞伎町黙示録ー」出演。現在はソロ奏者として演奏会、学校公演、講演会などで活動中。洗足学園音楽大学非常勤講師。加須市観光大使。北本市観光大使。鴻巣市観光大使。三芳町ふるさと大使。埼玉親善大使。
■演奏経歴